桃源郷の風情、中庸の魅力溢れる神秘的なカラーです。カシミールサファイア1.10ｃｔ

トップ
カシミール・サファイア
ブルーカシミールサファイア
桃源郷の風情、中庸の魅力溢れる神秘的なカラーです。カシミールサファイア1.10ｃｔ

桃源郷の風情、中庸の魅力溢れる神秘的なカラーです。カシミールサファイア1.10ｃｔ

【SERAPH&Co.】ジェム・コレクション

桃源郷の青、紫。内面を護ってくれる様な神秘的なピースです。

カシミールサファイア1.10ｃｔ

宝石名：サファイア

石目：約1.10ｃｔ

シェイプ：クッション・ファセット

サイズ：約6.86ｘ6.47ｘ3.00mm

産地：パキスタン・北カシミール地方

※日独宝石研究所での産地同定、非加熱判定付き鑑別書は別途￥20000（税別）で
取得可能です。

ソーティングは提携鑑別ラボ（GIA/GG FGA)にて￥2100、鑑別書移行は￥3150、
端成分認知の為の蛍光Ⅹ線分析は￥3150にて承ります。
全宝協、中宝研などの鑑別書取得も実費にて行います。
ダイヤモンドの場合、勿論グレーディング（鑑定）も大手で代行。
それぞれ当社からラボへの往復送料が￥1050別途必要です。
産地同定等特殊な鑑別にはそれぞれ別途費用が掛かります。

※複数石の場合は個別に料金が掛かります。

コメント

当社で様々なリサーチを行っている南北カシミール産出のルビーやサファイア。

太陽光やLEDライトの光で幻想的な青いヴェール「ブルー・シルク」の現象が出るサファイアは
当社代表の河野が世界に先駆けて発見しました。

今般、アメリカ在住のサファイアの権威、ウィリアム　E．ハイアーマン教授にその功績を認められ
スミソニアン博物館、アメリカ国立自然史博物館への原石、及びルースの永久展示が決定。
これら一連の流れはブログにてお読み頂けます。

遂に先日、アメリカ・モンタナテック鉱山大学付属鉱物博物館に永久展示が決定致しました。

テクニカルな面などは弊社ブログや他のカシミール・サファイアの出品のページに譲りますとして、
この1.10ｃｔ、画像でもお分かりの通り、ひと際神秘的な風情を持ったピースだと言えます。

天然の産物で有る宝石ですから、原石からどのように切り取られるかでカットルースは、その雰囲気を
変えてくるのが当然当たり前なのですが、それらの中には単に「美しい」と言うだけでは済まされない
神秘的な美を秘めたものも生まれるわけです。

恐らく鑑別上では「バイカラーサファイア」と分類されるであろうこの石。しかしそんな無機質な表現を
このカシミールに与えるのは愚の骨頂です。

青に赤（クロム成分）が入っていますので、長波での蛍光性を伴うのは当然ながら、カラーチェンジも
伴い、ロウソクや電球光での光源では紫色に変化します。しかし今回は敢えてカラーチェンジへの
カテゴライズはしていません。と言うのも日中でも実に様々な青～紫をこの石は見せるからです。
ひと言で青とか紫とかは言えない石です。

更に加えて、レイリー散乱による「ブルー・シルク」も強く出ます。この現象、通常は地色が青な場合は
青に青ですからなかなか感じ難いものなのですが、この石の場合、何故か日中の光でしっかりと見えます。
この辺り、青なのか青紫なのか・・・絶妙な地色と光線スペクトルのバランスなのでしょう。
透明度を保ちながら適度なヘイジー感を伴っています。

この地のサファイアを数多く見ている弊社ですが、これほど「中庸の魅力」に富んだピースは数少ない
ものです。よくぞ上手く切り取られたものだ・・・と感じます。

それでは、ご検討宜しくお願いいたします。